循環器内科

循環器内科とは

循環器内科では動悸や息切れ、胸が痛い、胸が苦しい、血圧が高いなど、心臓や血管の病気を診察・治療します。
循環器疾患は、喫煙や食事、運動などの生活習慣との関連も深く、また健康診断などで異常を疑われながら放置してしまうと、その後の生活や生命にも関わる大きな疾患を引き起こす可能性があります。

当院では心電図や心エコー、頸動脈エコーをはじめ、最新の検査機器を取り揃え、患者さまお一人おひとりの症状をしっかりと確認。ていねいにわかりやすくご説明させていただいた上で、的確な治療を行っています。胸が苦しいなどの自覚症状がある方、健康診断で不整脈や高血圧を指摘された方など、ぜひお気軽にご相談ください。

循環器内科の代表的な疾患

不整脈

不整脈とは心臓の収縮のリズムが乱れ、早くなったり遅くなったりする状態です。正常な脈拍は毎分60~90くらいですが、不整脈には脈が増える「頻脈型」と脈が少なくなる「徐脈」があり、健康者でも寝不足やストレス、タバコの吸いすぎなどでも起こります。
不整脈は期外収縮・体調などの状態で起こる心配のないものが少なくありませんが、心臓病から起こる怖いものもありますので、動悸や胸の痛みなどの自覚症状がある方、健康診断で不整脈を指摘された場合は、放置せずに早めの診断を心がけましょう。

心房細動

心房細動とは不整脈の一種で、ストレスや飲酒、喫煙、睡眠不足、加齢などが誘因となって発症するといわれています。自覚症状がないままに長時間経過することもありますが、心房細動のみで命に関わることはありません。
しかし、心房細動の状態では、心房内の血液がよどんで血栓ができやすくなります。そのため、この血栓が血流にのって他の部位の血管を詰まらせてしまいます。特に脳梗塞の発症リスクが高くなるので注意が必要です。

狭心症・心筋梗塞

酸素不足によって胸痛などの症状を起こす病気が狭心症です。動脈硬化などにより、心臓に酸素を送る冠動脈が狭窄を起こし、心臓の筋肉の収縮に必要な血液(酸素)を送りきれなくなることが原因です。
一方、狭窄ではなく閉塞によって途絶するのが心筋梗塞です。
50~60歳代の特に男性に多いですが、40歳代にも見られ、対処が遅れると命にも関わる怖い病気です。

心不全

人が生きていくためには、体の各部分に十分な酸素と栄養を届けることが必要ですが、心臓はそれらを運ぶ血液を循環させるポンプの働きをしています。
心不全とは、心臓の機能が低下してしまうことによって血液が体内に十分に供給されなくなった状態のことをいい、その結果、「すぐに息が切れる」「体がむくみやすくなる」など、さまざまな症状を引き起こします。

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